なんだか現代詩ってアタマでっかちで小難しくて、読んでもなにがなんだかサッパリ、みたいなところもあるので、周辺も知ってみようかなぁと思ってパラパラと。
中身も予想通りアタマでっかちで小難しいんだけど、でもいくつかの章は分かりやすかったし湾岸戦争のあたりの話とか興味深くて実は面白かった。
それにしても批評家って大変だなぁ。必死に詩の裏側とか読み取らなくちゃいけないっぽいし。果たしてホントにそこまで考えて詩人は書いたのか本人すら分からんこともあるだろうに。アタマでっかちで小難しくしてるのは批評家なんだよな。というかそれが仕事だもんな。俺には無理。
そもそも「批評」って言葉が難しい。この本の表紙も暗い青だし写真も都庁だし、遠くのほうは霧っぽいし。難しそうな感じがプンプン漂ってきてちょっと引く。なんか写真も斜めだし。もうヤだなぁ、と。
で、ふと気付いたんだけど、この表紙のこの左の都庁のところね、建物の隙間のあっちの空が見える空間のとこが、「!」に見えちゃった瞬間があったのね。エクスクラメーションマーク。
これ、果たして意図してんのかどうか分かんないんだけど、なんかそう見えちゃった瞬間、「うわ」とか思って。
狙ってたら最悪だし、狙ってなくても困ったなぁ、と。俺が。
今日の一冊:現代詩手帖特集版 戦後60年“詩と批評”総展望