さいたま芸術劇場にRosas "Bitches Brew/Tacoma Narrows"を観に行きました。
Miles Davisの "Bitches Brew" をモチーフにダンサーが踊る前半は、かなーり良かったです。あの音を大音量で聴けてカラダが疼くっていうのあるし、その気分をダンサーが体現してくれるっていうか。背の高い中心人物っぽい人がMilesのトランペットが奏でる音そのもののようなタイミングで動くのが見事にハマってました。大きく流れるリズム、即興、混沌、エロスとか、そんなのが入り乱れてる「音」をカラダで見事に表現してて良かったです。ほんとローザスは「音」とのシンクロが見事。
それに比べると後半の "Tacoma Narrows" っていうのはそれほどでもなかったカモ、とか思う。なんかね。余計なモノが多くて(映像とか)、グッと来なかったっていうか。いろんなダンスのジャンルを混合させた感じは面白かったんだけど。
ダンサーのひとりがDJとして公演の前後にSEとして流した選曲は、けして上手ではないけど、むしろベタすぎて良かった。Prince→Michael Jacksonって流れとか。いっそ「Billie Jean」とかでどうダンスするかっていうのも観たくなったりしたのだった。
今日の1枚:Bitches Brew / Miles Davis
今日のもう1枚:ローザス・ダンス・ローザス / ローザス