スウェーデンのストックホルムに移動してきたのだけど、イマイチこの街は面白くないなぁというか、フツー過ぎてちょっと。。というか。コペンハーゲンのほうがダメっぽい感じが滲み出ていて好きだし、プラハのほうが淋しそうで好きだった。たぶんこの街の中心からちょっと離れれば違うのかもしれないんだけど。。。
で、MODERNA MUSEETという現代美術館でone dot zeroをやってるとかいうんで観に行ってみたんだけど、通常の展示のほうが面白くて面白くて。中でもAnn-Sofi Sidénって女性アーティストの作品で『QM (Queen of Mad)』ってやつが、プチ・マシュー・バーニーみたいな感じで面白かった。それと、Paulo Climachauskaって人のやつは壁に実際にドローイングしてるんだけどシンプルな線画に見える絵が近付いて見ると全部引き算の計算式で書かれてるっていう、文字で書くと何だかよく分かんないけどとにかく見るとオモシロいっていうやつで、よかった。
いわゆる近代美術の作品もフツーに充実しているのだけど、久しぶりに見たムンクがとっても良くて、しかもムンクがノルウェーの作家だということを認識していなかったものだから(ベルギーとかオーストリアとかかと思ってた)、ノルウェーに近いこういう場所で見るとムンクの風景画もしっくり来てなおさら良く感じだのだった。
で、そんな気持ちになっていた時に、この美術館でムンク展があるという。でも19日から。ムチャムチャ悔しい。Munch by Himselfというタイトルもソソる。。
夜にグリフの柳本夫妻と食事をしたときも、ムンク展見たいよねぇっていう話になって。柳本氏によれば、ムンクの作品の中にグラフィティっぽいやつがあるらしくて、あの時代にそんなのを描いていたのが凄い、みたいな話だった。ムンク、ちょっと注目かもしんない。